院内設備のご紹介

外傷や疾患による骨折後の変形や偽関節(骨癒合が得られず、骨折部のグラグラが続く状態)、後々の関節障害などを防止するために手術療法が必要となる場合があります。いたずらに保存療法で治癒までの時間を長びかせたり、続発性の関節障害を生じさせてしまうことは患者さんにとって不利益以外のなにものでもありません。

当院では患者さんの機能改善、維持そして早期社会復帰を目的として適切な手術療法を行っております。当院では主に肘関節・手関節周辺骨折、膝関節・足関節周辺骨折などの外傷に対する手術や、半月板損傷や膝滑膜炎などに対する膝関節鏡視下手術を行っています。これらの手術は上肢伝達麻酔・硬膜外麻酔・局所麻酔を組み合わせた麻酔で行うため、入院を必要とせず日帰りで手術が可能です。

手術室設備として、術中患者さんの全身状態を監視するモニター、酸素吸入器、応急キット、レントゲンイメージ装置、関節鏡ユニット、駆血帯、吸引器システムなどを配置し、前述の手術療法を安全かつ的確に行えるように備えています。


現在1ヶ月に20件前後の手術を行っています。手術の内容の内訳は、膝関節鏡視下手術3〜4件/月、骨折関連手術12〜14件/月、腱や主要などの軟部組織の手術5〜6件/月です。

骨粗鬆症は加齢変化で生じてくる状態の一つですが、骨が脆弱となり骨折を生じやすくなることが問題となります。腰椎の圧迫骨折や大腿骨頚部骨折など、日常動作に支障を与える骨折を生じやすくなります。特の女性では50歳を過ぎるとホルモンバランスの変化により急激に骨粗鬆症が進行します。

そり正確な骨密度の測定を行うため、当院ではDEXA法(デキサ法)と呼ばれる方法で主に腰椎の骨密度を測定しています。(腰椎の変形が強い場合は大腿骨頚部で測定します)。


腰椎は骨代謝が盛んな海綿体で構成されているため、手や腕などの長管骨で測定を行うよりも骨量の変化をより鋭敏に、かつ正確に捉えることができます。正確な骨状態をもとに適切な治療を行い、そして継続的な骨密度測定で治療効果を評価し、骨折や寝たきりを防止することが大切です。

当院では永久磁石を使用したオープン型MRI装置を導入しました。総合病院などに導入されている電磁石を使用した超伝導型MRI装置ではまっすぐに寝た状態で狭い筒の中に入る必要があり、また電磁音も大きいため患者さんの感じる圧迫感や騒音による苦痛が問題となります。オープン型MRI装置では必ずしもまっすぐに寝る必要がなく、側方に余裕があるため閉所恐怖症の方でも安心して検査ができます。

また電磁音がないため検査中は耳栓なしでユウセンの音楽によりリラックスすることができます。医療経費の点では超伝導柄MRIに比べ保険点数が低く、フィルムレス化により検査料金も小額に抑えることができます。また、CD−Rに画像をコピーできるため他の病院でも再度検査する必要が少なくなるため、時間と費用の節約になります。

MRI検査ではCT検査ではわからない、神経、靱帯、腱、筋、皮膚など整形外科疾患を的確に描出することができます。また、レントゲンと異なり放射線被爆がありません。MRI検査による正確な診断に基づく適切な運動器リハビリテーション治療の選択や、適切な時期での手術の提案など患者さんの生活の質の維持に貢献していきたいと考えています。

 
 
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